SpaceXのAI支出拡大:Colossus IIの背後にある158億ドルの四半期

ニュース概要
SpaceXは2026年8月4日、第2四半期に人工知能関連の設備投資として158億ドルを費やしたと開示した。これは、公開企業として初の決算報告における総設備投資184億ドルの一部である。この数字は、米国東部時間午後4時30分の市場閉場後に発表され、第1四半期のAIインフラ投資101億ドルから急増し、上半期のAI設備投資は約236億ドルに達した。
数字の初公開
当四半期の売上高は78億ドルで、前年同期比92%増、ウォール街の予想を約10億ドル上回った。SpaceXの衛星およびデータセンターインフラ上に構築されたクラウドコンピューティングと機械学習サービスを販売するAIセグメントは、売上高26億ドルを記録し、前年同期比247%増となった。経営陣は、この成長は当四半期に締結された141億ドルの新規クラウドサービス契約(報告期間の最終週に追加された16億ドルの受注を含む)に一部牽引されたと述べた。
売上高の好調にもかかわらず、投資家は需要に追いつくための支出規模に注目した。設備投資の数字が明らかになると、時間外取引で株価は最大8%下落した。AIセグメント自体は、新たなコンピュート能力が収益化されるよりも早く稼働したため、当四半期に約12億6000万ドルの営業損失を計上した。
資金の使途
会社のリーダーシップは、AI設備投資の大部分が、SpaceXの大規模コンピュートクラスターの次フェーズであるColossus IIの建設と、内部エンジニアリングワークロードと外部クラウド顧客の両方をサポートする追加のデータセンター容量に充てられていると述べた。米国東部時間午後5時に開始された決算電話会議で、同社はデータセンターをNvidiaアクセラレータのみで構築しており、Colossus構築の第1フェーズで確立されたサプライヤー関係を継続していると述べた。
経営陣は、2026年末までに設置済みコンピュート容量が2ギガワットを超えると見込んでおり、2027年末までに約10ギガワットに拡大する計画を示した。この軌道は、新施設の建設と設備投資が少なくとも今後数四半期にわたって高い水準を維持する可能性が高いことを示唆している。
市場とアナリストの反応
約132億ドルの四半期設備投資をモデル化していたアナリストは、実際の184億ドルという数字に驚かされた。これは年間換算で約735億ドルの実行率に相当し、報告前に広く予想されていた年間設備投資約487億ドルを大幅に上回る。電話会議後に発表されたいくつかの調査ノートは、この支出ペースを、テクノロジーセクターで現在進行中の他の大規模AIインフラ構築の基準から見ても積極的だと述べた。
会社のリーダーシップは、この支出はAIコンピュートに対する長期的な需要を取り込むために必要であると擁護し、電話会議で株主に対し、打ち上げサービス、衛星通信、AIインフラにまたがるより広範な事業は、現在の成長トレンドが続けば、今後数年間で年間売上高1兆ドルに達する可能性があると述べた。この枠組みは、AIセグメントの売上高とそれを生み出すために必要な資本との間の拡大するギャップに対する短期的な投資家の懸念を完全に払拭するには至らなかった。
今後の見通し
上半期のAI設備投資がすでに約236億ドルに達している中、市場の注目は、新しいコンピュート能力がどれだけ早く有料のクラウド契約に変換されるかに移っている。同社は、将来の決算開示においてAIセグメントの業績を独立した項目として報告し続けることを示唆しており、投資家や業界関係者に、2026年残り期間および2027年にかけて容量が稼働するにつれて、大規模AIインフラの経済性がどのように進化するかをより明確に示すことになる。