1. プロジェクト概要
OpenSEOは、オープンソースの従量課金制SEOツールキットであり、SemrushやAhrefsの代替として位置づけられています。キーワード調査、順位追跡、競合分析、被リンク、サイト監査、AI可視性をカバーし、同じデータをMCPサーバーとAgent Skillsを通じてAIエージェントに公開します。
2. 背景と位置づけ
作成された理由
既存のSEOスイートは通常、月額サブスクリプションとして販売されており、SEO分析をたまにしか行わない小規模チーム、個人開発者、代理店には不向きです。OpenSEOは異なるアプローチを取ります。利用者が自身のDataForSEO APIキーを用意し、実際にリクエストしたデータに対してのみ支払う仕組みです。セルフホストの場合、シートライセンスや定額サブスクリプションはありません。
類似プロジェクトとの違い
- 従量課金コスト — データは月額の一括プランではなく、DataForSEOによってリクエストごとに課金されます。
- オープンでフォーク可能 — MITライセンスで、意図的にシンプルなUIを焦点を絞ったワークフロー中心に構築しており、カスタマイズしやすい設計です。
- エージェント対応 — MCPサーバーと再利用可能なAgent Skillsを提供するため、Claude Code、Codex、ChatGPTなどのツールやその他のエージェントがSEOタスクを直接実行できます。
- 柔軟なホスティング — openseo.soのホスト型サービスを利用するか、CloudflareまたはDockerでセルフホストできます。
3. 機能カテゴリ
🔎 キーワード調査
検索語とその潜在性を発見・評価します。目的: 狙う価値のあるトピックを判断する。
📈 順位追跡
選択したキーワードに対してページが時間とともにどのように順位付けされるかを監視します。目的: SEO作業の効果を測定する。
🕵️ 競合分析
競合サイトがどのような順位を得ているかを調査します。目的: ギャップと機会を見つける。
🔗 被リンク
サイトを指すリンクプロファイルを確認します。目的: 権威性とリンク構築の機会を理解する。
🩺 サイト監査
サイトをクロールし、技術的なSEOの問題を明らかにします。目的: 順位を妨げる問題を見つけて修正する。
🤖 AI可視性
ブランドやサイトがAI駆動の検索体験でどのように表示されるかを確認します。目的: 検索がAI回答へと移行する中で可視性を保つ。
🧩 エージェント連携
MCPサーバー、Agent Skills、およびChatGPT(ウェブとデスクトップ)、Codex、Claude Code系エージェント向けのセットアップガイド。目的: AIエージェントが実データ上でSEOワークフローを実行できるようにする。
4. 主なハイライト
- 使った分だけ支払い — 自身のDataForSEOキーを用意します。セルフホストのコストはDataForSEOに直接支払われます。
- MCPサーバーとAgent Skills — エージェントをSEOタスクへ段階的に導きます。
- Cloudflare優先のセルフホスト — 推奨される方法で、Cloudflareの無料プランでも動作することが文書化されています。
- Dockerオプション —
compose.yamlによる構成で、テストに最適です。 - ホスト型オプション — 無料で試せます。ホスト型サブスクリプションは月額10ドルで、DataForSEOリクエストに28%のマークアップが付きます。
- モダンなTypeScriptスタック — Vite、Cloudflare Wrangler、pnpm、Drizzle ORMを使用し、フォークや拡張が容易です。
5. 役割別のユースケース
- 一般開発者 — 自身のアプリにSEOデータを追加したり、カスタムワークフロー用にUIをフォークしたりできます。
- DevOps/SRE — CloudflareまたはDockerでセルフホストし、環境設定を通じてキーを管理します。
- データ/リサーチサイエンティスト — キーワード、順位、被リンクのデータを分析用に取得したり、エージェント経由で照会したりできます。
- プロジェクトマネージャーやマーケター — 固定サブスクリプションなしで順位を追跡し、サイトを監査し、競合を比較できます。
6. はじめに
必要なものを見つける
- ホスト型アプリとドキュメント: openseo.so
- MCPのセットアップ: https://openseo.so/docs/mcp
- Agent Skillsのセットアップ: https://openseo.so/docs/skills/setup
インストール / 統合
セルフホストのガイドはリポジトリにあります:
git clone https://github.com/every-app/open-seo.git
cd open-seo
# 次に以下のいずれかに従ってください:
# docs/SELF_HOSTING_CLOUDFLARE.md (推奨)
# docs/SELF_HOSTING_DOCKER.md (テストに最適)
# docs/LOCAL_DEVELOPMENT.md (開発)
# docs/DATAFORSEO_API_KEY.md (APIキーのセットアップ)
貢献
明確でよく書かれたIssueが最も有用な貢献です。プロジェクトにはそれを支援するスキルがあります:
npx skills add every-app/open-seo --skill simple-issue-description
詳細はdocs/CONTRIBUTING.mdを参照してください。
7. プロジェクト構成
open-seo/
├── src/ # アプリケーションのソース
├── web/ # Webフロントエンド
├── docs/ # セルフホスト、開発、貢献のガイド
├── drizzle/ # データベースマイグレーション
├── deploy/ # デプロイ設定
├── plugins/openseo/# エージェントツール用プラグインパッケージ
├── scripts/ # ツール用スクリプト
├── specs/ # 仕様
├── tests/ # テスト
├── compose.yaml # Docker Composeの構成
├── wrangler.jsonc # Cloudflareの設定
└── .env.example # 環境変数の例
8. 関連エコシステム
- DataForSEO — すべてのSEOデータに必要なデータプロバイダー。
- Cloudflare — 推奨されるセルフホストプラットフォーム(Railway、Coolify、Dokployも言及されています)。
- MCP対応エージェント — Claude Code、Codex、ChatGPT、OpenClaw、Hermes。
- 商用の対応製品 — SemrushとAhrefs。OpenSEOはこれらの代替として自らを位置づけています。
9. ライセンス
- ✅ MITライセンスの下で、商用利用を含めてコードを使用、変更、フォーク、再配布可能
- ✅ 個人、チーム、クライアント作業のためにセルフホスト可能
- ❌ 作者による保証や責任はなし
- ℹ️ コピーには著作権とライセンスの通知を保持すること
- ℹ️ SEOデータはDataForSEOから提供され、独自の価格と規約があります
10. よくある質問
Q: サブスクリプションは必要ですか?
A: セルフホストの場合は不要です。利用分をDataForSEOに直接支払います。ホスト版は無料で試せ、有料プランは月額10ドルで提供されています。
Q: どこでセルフホストすべきですか?
A: Cloudflareが推奨されます(docs/SELF_HOSTING_CLOUDFLARE.mdを参照)。Dockerはテストに最適です(docs/SELF_HOSTING_DOCKER.md)。
Q: AIエージェントは利用できますか?
A: はい。MCPガイドとAgent Skillsガイドを参照してください。
Q: DataForSEOキーはどうやって取得しますか?
A: リポジトリのdocs/DATAFORSEO_API_KEY.mdに従ってください。
Q: どうやって貢献できますか?
A: 明確なIssueを作成してください。simple-issue-descriptionスキルが作成を支援します。
11. クイックリンク
- リポジトリ: https://github.com/every-app/open-seo
- ウェブサイト / ホスト型サービス: https://openseo.so
- 価格: https://openseo.so/pricing
- Issue: https://github.com/every-app/open-seo/issues
- コミュニティ: https://discord.gg/c9uGs3cFXr
12. まとめ
OpenSEOは、商用SEOスイートの中核ワークフローをMITライセンス、従量課金、フォーク可能なプロジェクトにもたらし、そのデータをAIエージェントが利用できるようにします。固定の月額サブスクリプションなしでSEOインサイトを求める開発者、小規模チーム、代理店、マーケターに適しています。