ProfoundがシリーズDで1億8000万ドル調達、バリュエーションは18億ドル。シリーズCからわずか7ヶ月

ニュース概要
ニューヨークに拠点を置くスタートアップ、Profoundは、AI生成回答におけるブランドのプレゼンスを管理するためのツールを開発しています。同社は2026年9月15日米国東部標準時午前9時に、1億8000万ドルのシリーズDラウンドを18億ドルの評価額で調達したことを発表し、正式にユニコーン企業となりました。この資金調達は、2026年2月に10億ドルの評価額で9600万ドルのシリーズCをクローズしてからわずか7ヶ月後という速さであり、AIチャットボットや検索アシスタント内でのブランド可視性を最適化する新興カテゴリーに対する投資家の関心が急速に高まっていることを示しています。
Profoundの事業内容
Profoundは、AEO(Answer Engine Optimization:回答エンジン最適化)またはGEO(Generative Engine Optimization:生成エンジン最適化)と呼ばれるカテゴリーで活動しています。従来の検索エンジンではなく、ChatGPT、Gemini、PerplexityなどのAIシステムを使用して製品のリサーチや購買決定を行う消費者が増えるにつれ、ブランド側はこれらのAIシステムが自社についてどのように記述、比較、推奨しているかを理解したり影響を与えたりすることが難しくなっています。Profoundは約2年前に設立され、当初はAIシステムが特定のブランドをどのように言及しているかを測定する分析プラットフォームとしてローンチしました。その後、AI時代におけるリサーチ、戦略、マーケティング実行を網羅するより広範なスイートへと拡大しました。
同社の製品ラインナップには現在、3つの主要コンポーネントが含まれています。一つ目は「AI Marketer」で、ブランドのデータを分析し、マーケティングタスクを実行するためにサブエージェントを展開する自律型エージェントです。二つ目は「Context Manager」で、ブランドのナレッジベースを統合し、市場ポジショニングの変化に適応します。三つ目は「Ads Studio」で、AI検索画面に特化した広告キャンペーンの構築、開始、管理を行うツールです。
資金調達ラウンド
1億8000万ドルのシリーズDは、セコイア・キャピタルとクレイナー・パーキンスが共同リードし、ライトスピード・ベンチャー・パートナーズ、コスラ・ベンチャーズ、サーガ・ベンチャーズ、エヴァンティック、サウスパーク・コモンズなどが追加参加しました。ライトスピードなど多くの既存投資家企業が複数のラウンドを通じて同社をサポートしており、AEOカテゴリーの持続可能性に対する強い確信を示唆しています。これにより、Profoundの累計調達額は約2億7600万ドルとなりました。
Profoundは、この新資金をニューヨーク市とサンフランシスコにある実用AI研究ラボの拡張、および人工知能がマーケティングの実践をどのように再構築しているかに関する取り組みの深化に使用すると述べています。
ビジネス成長と顧客基盤
同社によると、過去6ヶ月間で収益は3倍に増加しており、この成長ペースが投資家がシリーズC終了後に迅速に戻ってきた理由を説明しています。Profoundのエンタープライズ顧客数は、2026年2月のシリーズC時の700社以上から1,000社を超えました。クライアントリストにはコムキャスト、ザ・エステーローダー・カンパニーズ、ウォルマートなどの主要グローバルブランドが含まれています。また、同社のソフトウェアはフォーチュン100の約3分の1、フォーチュン500の16%で使用されており、7ヶ月前に報告されたフォーチュン500の約10%から増加しています。
シリーズC当時、Profoundの従業員数は120人未満でしたが、シリーズD発表に合わせて最新の人数開示はありませんでした。
リーダーシップのコメント
ProfoundはCEOのジェームズ・キャドウォラダーと共同創設者のダイラン・バブによって設立されました。シリーズC当時のインタビューで、キャドウォラダー氏は長期的なテーゼを語りました。すなわち、AIシステムが消費者が製品を発見するための主要なインターフェースとなるにつれて、すべての企業がそれらのシステムが自社のブランドをどのように表現し、提示するかを積極的に管理する必要が生じるということです。シリーズDの発表では、同社は「AI Marketer」製品を、AI支援コーディングツールがソフトウェア開発を変えたことと比較しました。開発者がコードを書く際にAIに依存するようになったように、マーケターも今ではAIエージェントに指示を出すことでキャンペーン作業を実行できるようになったと論じています。
なぜこれが重要なのか
Profoundの急激な台頭——120人未満の従業員を持つ18ヶ月のスタートアップから、わずか7ヶ月で18億ドルのユニコーン企業へ——は、エンタープライズの予算が、会話型AIが消費者のリサーチや購買行動に与える影響が大きくなる中、それに対応するツールへと急速に移行していることを示しています。大手ブランドが、従来の検索エンジン最適化と同様に、AI生成回答内での可視性を戦略的優先事項として扱うようになると、この新しいデジタルマーケティング層のために特別に構築されたインフラストラクチャおよび分析ツールに対する投資家の食欲が続いていることを、今回の資金調達は示しています。